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#11【ヘッドハンティング】キャリア⑤ 週2勤務 月収80万円以上【流されて決まる自分の仕事】

目次

やりたい仕事が見つからなくても
とてもお得な職に出会うことがある

(職種と働き方で悩んでおられる方や、自分とは違う人の生き方を疑似体験したい方へ向けて、こちらの記事を書きました。主に、ヘッドハンティングをされた現場での様子を出来る限り細かく書いています。理由は、現場で全ての動き方を社長から観察されていて、仕事に誘って頂けたと思うからです。誘って頂くことが良いと悪いとか、すごいとかすごくないと言った二局論の話ではありません。職種名は、仕事内容が多岐に渡り〇〇ですと書けず申し訳ないのですが、皆様が未来時間を創造する過程で、何かのご参考になれば幸いです。「目の前のことを一生懸命やっていると、どこからか助けの手が差し伸べられる」というお話は聞いていましたが、その言葉の意味をこの時期に実際に体験しました)

社長:「是非うちで働いてくれない?」
私の心の声:私、今はこの派遣でいろいろ回っているのがいい
私が発声した声:「ありがとうございます。ですが私、今は一つの決まった会社に雇われるつもりはないんです」

数週間後、私は北海道に行った。ヘッドハンティングをして下さった会社の社長から、BtoBの営業と、自社ブランドの実店舗運営を含む立ち上げを任された。視察を兼ねたBtoB営業のために各都道府県の人がよく集まる場所へ行くように指示が入る。取り扱う商品は主に自社のファッションジュエリーと、自分たちで買い付けてくる商品たち

その会社は、指輪の自社工場を中国に構えていた。指輪たちは、ダイヤモンドのような煌めきを放つクリスタルで作られる。自社工場から運ばれてくる指輪たちは直販だからか、高品質なのにお手頃価格に設定されていた。私は一週間だけの期間限定販売のイベントで、そのジュエリー会社の売り場に接客要員として派遣されていた。その派遣先の現場で3日目が過ぎた頃ぐらいに、ヘッドハンティングされることになる。社長から私に直接お話があった

私は、そこのキラキラした売り場に派遣されるまで、ネイルはしたことがなかったし、興味もなかった。ネイルが好きな女性たちが「好きだ」と言っていたキラキラ光る雑貨や時計などのキラキラジュエリーにも全く興味がなかった。けれど、勤務初日に店頭で、キラキラ光る指輪をつけてみたら、とても気に入ってしまった。その上、お値段も可愛くて、万が一紛失してしまってもさっぱり諦めのつくような金額なのに、見た目は紛失を心配して購入をためらってしまうような数万円するクリスタル系ブランドのジュエリーと見分けがつかない指輪だった。2011年ごろだった。その頃、雑誌やCDジャケットでよく見かけた芸能人や歌手の方や、周りの友達が「ネイルが好き」と言っていたのを理解できた瞬間だった。ネイルも、ストーンと呼ばれるキラキラしたものが爪の上で光っていて綺麗。ネイルの好きな人たちは、こぞって「ネイルをしているとテンション上がるよね!」と言っていた。ネイルをしてみると、1日の中でどれほど自分の手が視界に入っていたのかに気づかせれる。ネイルをしない方にとっては、この指輪がネイルのかわりの「自分テンション上げアイテム」になるだろうと想像できた。ネイルやキラキラしたも物を目にする度にテンションが上がる感じは、昔、彼が週刊少年ジャンプやマガジンを手に入れた時にウキウキ嬉しそうにしていた、あの感じと似ているんだろうなと思った。だから私は、「これは本物だわ、いい商品に違いない、今まで興味のなかった方も挑戦しやすい価格だし!お勧めしたい!」と思い、私は店頭の前を素通りしようとしている人に、自信満々な態度で「キラキラの指輪、可愛いですよ」と言ってお声がけをして指輪の試着をお勧めしていた

大半の方は、「私、指輪は好きじゃないの!」「私、アクセサリーは付けないの!」「私にそんなものは似合わないわよ」という返答をなさるお客様でした。ですが、自分が同じように感じていたのに指輪を試しに通してみたら、とてもウキウキした気分になったので、「お試しするのは無料ですよ!」ともう一度お声を必ず掛けた。キラキラ光る指輪は、川や海の水面が太陽の光でキラキラ光る美しさと似ていて、人の心を自然と捉えてしまうのか、お客様は指輪のキラメキからは目を逸らさない。手をあっちにこっちにパタンパタンと傾けて、「綺麗ねー綺麗ねー」とおっしゃっている。だから、私は、更にそこでもう一声掛けてみる。「私も好きじゃなかったんです指輪。でも今は着けていると楽しいです。キラキラ光る指輪は人に見せるためのおしゃれじゃないです。自分の気持ちを自分で上げるための指輪ですよ」と自分の体験談を話してみる。すると、「そんなに言ってくださるのなら」と言って、私が手に持っていた指輪を受け取り、ご自身の左手の薬指に指輪を通される

その瞬間が私は大好きだった。なぜなら、9割以上の女性がほぼ同じ行動をなさるからだ。その行動とは声にはなっていないもので、表情というか、口角に表れる。指輪をはめたその瞬間に口元が上にあがってゆく。きっとお客様も私と同じ驚きを手に入れて下さったと確認できる瞬間だ。男性だと、ジャンプやコミックの新刊を手にした時のウキウキや、ゴルフや野球のボールの芯をとらえた時の、あの思わずガッツポーズをする感情に近いと思う

指輪の試着を楽しんでおられることに確信が持てたら、最後に、「お高い指輪、タンスに眠ってますよね。こちらの指輪ならお手洗いのシンクに置き忘れてきても仕方がないと諦めのつく価格です。おしゃれを自分のために楽しみましょうよ!」と言ってみる。すると、多くの方が購入されていた。接客中の私のトークは、おなじみの「先輩のトークを完全に真似るスキル」を使っていただけ。シンプルで簡単なスキル。初日に、社長や社員の方がお客様にお伝えされていたことを書き取ったセリフをその通りに話すだけ。もちろん、その先輩方や会社の方の商品紹介の内容が本当でないのなら、私は絶対にコピーはしない。私はいつでも本当のことを話していたい。もちろん人を傷つけてしまう可能性がある本当のことは必要に迫られない限り言わないけれど

指輪をして「綺麗になるという結果」はすぐにその場で目に見える。エステサロンで私が販売していたダイエットコースやフェイシャルマッサージの結果や効果やはすぐには見えない。英会話や塾でのお勉強の結果も未来まで待たないと、そして忍耐強く勉強を続けないと見えてこない。そういう意味で、指輪をお勧めするのは、お客様の時間も費用もそんなに頂戴しなくて良いので、私の気持ちも楽だった。だから私にとっては今だかつてないほど気楽なお仕事だった

そして、多くのお客様が、ニコニコ指輪をしたまま帰っていかれる姿を見ているのが私は楽しかった。お客様は「こんなにお安くて綺麗な指輪を教えてくれてありがとう!」「1週間の限定店舗なのよね。また明後日くるわね」とか「次にここで期間限定販売をされるのは半年後くらいかしら?その時にはまた買いにくるわね!」と言って下さり、それはそれは最後まで楽しそうに私と会話をしてくださった。嬉しかった。その「楽しい!嬉しい!」をまた経験したくて、私はまた、通りすがりの人に声をかけたり、既に指輪を手にとって見ておられる方にお声を掛けた。もちろん声をかけて欲しくなさそうなお客様は見てすぐに判断できるのでお声は掛けない。遠くからそっと、ディスプレイをご覧になっているその方を、私は見ないフリをして見ているだけ。そして、その方から、「この指輪のサイズ違いはあるのかしら?」という心の声が聴こえたなと思えたら、そっとコミュニケーションを始める(例えば、棚の下から在庫の指輪を出す必要がないのにお客様の横の棚まで歩いていき、しゃがんで、下の扉から商品を出し、忙しいからすぐに立ち去りますよのポーズをしながら、「その指輪はサイズ違いもありますので…」と話かけるが話終わらないうちにお客様の横から遠くへ離れいくなど)

そんなことを重ねていたら、ヘッドハンティングをされた

お声をかけて頂いた時、始めはお断りしたのですが、話し合いの中で働く条件を全て私の希望通りに整えて下さったので、一年だけというお約束でお引き受けさせていただきました。(完全報酬制で業務委託のようなスタイルで働いていた時期は実質週2回くらい働いていました。タイトルにある金額は一番良かった月のお給料です)

この記事のように未来は自分にも誰にも予想はできない
何が未来へと繋がっていくのかは、わからない

自分の心の声を聴き、自分の時間を大切にし
勉強(私の場合は英語だけは続けられています)や
体力づくりを、ほんの少しだけ、毎日コツコツ続ける

未来時間の創造は楽しい
そして、未来から見る、自分が作り上げてきた過去時間を見るのはもっと楽しくて愛おしい。何歳からでも未来は創造できる

私は本を読んで疑似体験をし、未来時間を描いたりして、空想を楽しむタイプの人です
だから一人時間が好きなのかもしれない
みなさんはYouTubeやテレビドラマ、ゲームを楽しむことで疑似体験をしますか?私はどれもします

もし、皆さんにとって#11までの記事が、少しでもみなさんの疑似体験になり、未来時間を創造するタイムへ繋がっててくれたのなら、私は嬉しい

疑似体験したことは、体験したことなんだから、ここに書いてある私が既に体験したことと同じことを体験する必要はない

疑似体験で遊んだ後は
自分の心の声を聴いて
自分だけの本物の体験をしてほしい

私も、行動するのが不安なことでも、自分の心が「やってみたい」と言ってくることは、これからもまだまだ体験を重ねてゆくつもりです

いつか皆様と「体験談のシェア大会」をしたい
そのひまで

私たちは心の声を聴くプロフェッショナル。私たちは、自分の心の声を聴いて、自分だけの未来時間を作るプロフェッショナルです。さあ、自分の心の声をもっと聴こう!心の声を聴くことに慣れていない方は、毎日、小さな心の声を聴くことから始めるといいかもしれません。Best Wishes

読んでいただきありがとうございました。#12では起業をした時の話を書きます。Love all!

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この記事を書いた人

英語、営業、カウンセリングのスキルを使って、その時その時の色んな場所で、色んな方とお仕事をさせて頂いています。妹山 海鈴(Seyama Misuzu)ことマリンベルです。

今は人生第4幕が開けたところです。
去年2023年10月に神奈川から奈良に戻り
実家の近くで一人暮らしをしています。

書いておこうおと感じることを
全て書き終えたら
こちらのブログは終了する予定です。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
マリンベル

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