和太鼓の体験レッスンに行って
「所作と立ち姿が綺麗だから」という理由で
講師の仕事に誘っていただいた
【一回めの和太鼓体験レッスン帰り。その日初めて出逢った白星さんと私はコーヒーを飲んでいる。喫茶店の中】
白星さん:「普段は何をなさっているんですか?」
私:「本を書いているんです」
白星さん:「どんな本なんですか?」
私:「英語は簡単だから誰でも話せるっていう本です」
白星さん:「え!?私、ちょうど今、英会話講師を探していたところなんです」
私:「白星さん講師なんですか?すごいですね!」
白星さん:「その本の内容をもっと話してもらえませんか?」
私:「はい」
私は、本をほぼ書き終えた頃だったので、伝えたい想いはまとまっていたと思います。だから本に書いた内容を書いた順番でお話をしました。話し終えた時に
白星さん:「私、そういうことを話してくださる講師を探していたんです」
とおっしゃった。私はものすごく嬉しかった
白星さん:「私の会社は企業研修をしている会社なんですが、登壇してみませんか」
私:「登壇?その言葉初めて聞きました。そんなの無理です」
白星さん:「大丈夫。私が教えます」
私:「私、人前でそんなことしたことないんで無理です」
白星さん:「そうね。では一度、私の講座を観にきませんか?」
私:「是非見学してみたいです!」
白星さん:「ありがとうございます。帰宅したら私が登壇する日を送りますね」
土曜日だった。当時2016年、私は新宿駅の近くに住んでいた。太鼓の練習場から家まで歩いて帰った。家に入って携帯を取り出したらメールが届いていた。画面を押すと白星さんからのメールだった。私は候補の日にちの中で一番早く行ける日で見学予約をした。とても不思議な感覚でメールを返信していたのを今でもはっきり覚えている。今、2024年3月7日から見る過去時間。メールを返信した瞬間は新しい未来への道が繋がった瞬間だ
当日、私は三時間一コマの白星さんが登壇なさる講座を、スーツ姿の60名ほどの方が姿勢を正して受講しておられるのを、広い教室の一番後ろの壁の前に設置された席から眺めていた。講座が終わり、皆さんが帰られるのをお見送りされた後、白星さんは笑顔で私の席まで歩いて来てくださった。そして
白星さん:「どうでしたか?」
私:「すごく楽しかったです。初めての経験です。私が受けて来た研修は女性ばかり、同じ年頃の人ばかりだったので、新鮮でした」
白星さん:「そう言ってもらえて良かったです。この後少し時間ありますか?」
私:「はい」
私はこの後、白星さんの上司の方から「この度は、接客英会話の講座をご担当いただけるとのこと、どうもありがとうございます」と丁寧にご挨拶いただく。私は驚いた。白星さんが私の方を向いて微笑んで、その後すぐに上司の方へ向き直られて「はい。この方です。私、人選間違えませんから」と言ってくださった。体が震えるというのはこういうことなんだと体験したあの重厚な椅子の上
信じられなかった。一度流れた講師の仕事が舞い込んできたことが、信じられなかった。しかも、太鼓からの繋がりで。未来時間は誰にもわからない
この記事では
和太鼓の体験レッスンへ向かった行動が、講師デビューに繋がったように
「行動をすると未来が変わることは本当なんだよ」って伝えたかったと思います
あの日、私は和太鼓を叩いてみたいという
自分の心の声を聴いてあげて良かったと思う
私たちは心の声を聴くプロフェッショナル。私たちは、自分の心の声を聴いて、自分だけの未来時間を作るプロフェッショナルです。さあ、自分の心の声をもっと聴こう!Best Wishes,