MENU

#6【美容業界】キャリア②は体力勝負【実践編(営業基礎を教えてくれた)-恐怖の見積書】

目次

キャリア②を支えた土台は
高校受験を支えて下さった
塾の先生方の想い

店長:「お客様のカルテ見せてくれる?」

私はお箸を置いて

お弁当の横に準備しておいた

次に担当するお客様のカルテを

店長に手渡した

店長がカルテをサッと見て見積書を書き始めた

店長:「はいこれ、この見積に書いたコースを紹介してきて」

私:「店長、この方、先月合計90万円ほどコース契約をしています」

店長:「そんなことカルテを見たらわかります」

私:「コースの残り回数が、まだこんなにあるのに、またご紹介するんですか?」

店長:「お客様の財布は覗くものではありません、失礼です」

私の心の声:財布を覗く?初めて聞いたけど。どういう意味なのそれ?

私は店長から手渡された

お見積もり書を見た

そして

右上の合計金額の記入欄を見て絶句

私の心の声:これ120万円…って書いてある?

私が発生した声:「契約するわけないですよ」

店長:「あのね、お客様は綺麗になりたいのね。こちらはそれを提供するだけよ」

私の心の声:まだ200万円分くらいのコースが残っているのに?

私が発生した声:「この方、すでに充分な回数を確保されていますよね?」

店長:「あんた、いつも一言多い!さっさとお弁当の蓋しめて行ってきて」

私は、すごく嫌だった

私はそのお客様が大好きだった

だからコースを不必要に売りつけるようなことはしたくないと思って嫌だった

(そのお客様は、来店される度、毎回シュークリームにケーキに色とりどりのパンを差し入れしてくださる。その差し入れが体力回復にいつも役立ってくれていた。コースを契約して下さり、共に綺麗になろうと頑張って下さり、その上、差し入れまでして下さる。尚且、いつも上品なお客様。私たち全エステティシャンは、全てのお客様に私たちのサロンを好きでいてほしいと思っていた)

私は「嫌だな」という自分の心の声と

ものすごく葛藤しながら
カルテとお見積書を持って

お客様が待つお着替え室に向かった

その嫌だと言ってる自分の声が

顔に出ないように笑顔で

ご挨拶をして、ベットにご案内

1時間ほどそのお客様に施術をしているが

私はなかなか言い出せずにいた

すると店長が、私が担当していた

お客様のベットにチャキチャキやってきた

私の心の声:えっ?店長?何しに来たの?

店長はお客様に明るく挨拶をした後

お見積もりに書いてあった

コースの紹介をし始めた

キャンペーンの冒頭だけを

話終えたら私の目を見て

「続きはあなたでやってね」

と言わんばかりの顔をして

事務所へ戻っていった

私はものすごく嫌だった

続きを自分で話さなければいけなくなった好ましくない状況が嫌だった

自分では話し始められなかったから

店長には感謝をしていたけれど

お客様の心の声を勝手に想像しすぎて

億劫になっていた

交差する私の心の声

仕事だから

嫌だと言っている心の声を
聴くわけにいかなかった
だから私は、メモに書き取れるだけ書き取ってあった先輩方のトークを思い出し

そのままそっくり真似てお客様に話してみた

すると
想像していたのと違って

案外あっさり
「そうなのね。今月はキャンペーンでお得なのね。どうせ使うコースだから契約するわね」とお客様は言って下さった

「未来は誰にも予想ができない」

その言葉の意味を経験する私

その小さな経験の一つ一つが「あらゆる場面に慣れさせてくれる」
慣れてくるとどんなことも
簡単に対応できるようになる

(だから経験を重ねる度に

私たちの未来時間は

今よりずっとずっと楽で

たのしくなっていく

もちろん経験を重ねなくても

今も未来も楽しめる人もいる

その反対に未来時間に不安を描いてしまう人もいる

みんな自分の心の声を聴いていい

一人一人が自分の心の声を聴いて

行動するから

チャイムの音にあわせたような

平均的な行動がなされるのではない世界が見えてくる

みんなが

チャイムの音に合わせて動く場面も大切

ルールももちろん大切

だけど…)


店長が覗いてはいけないとおっしゃっていた

「お客様のお財布」の意味を理解した私18歳

そのエステサロンは担当制システムではなく

毎回違うエステティシャンが担当する

だから、お客様は

契約をする担当者を贔屓(ひいき)にしているわけではなく

店長のおっしゃった通り

必要だから契約してくださったと想像ができた

営業がどういうものかを
生まれて初めて学んだ18歳
その後も私はやはり
店長から見積もり書を渡されるのが恐怖だった

新人と呼ばれる時期を過ぎた頃から
自分で見積もり書を書くようにと

指示された私

私は受付カウンターで書いていた

10万円くらいでお見積もりを書く
お見積書を書き終えたのが

バレないように

受付カウンターでひっそり書いているのに、事務所に入り、洗面台で手を洗い

お客様のおられる場所へ向かおうとすると

店長が、「待って!こちらに来て!その持っている見積もりを見せて!」

と言ってくる

「嫌だーーーーーー見せたくない!」

そんな私の心の声は、私に無視をされる

28歳の店長が不在の時は

23歳のチーフが

18歳のわたしの見積書の答え合わせをなさる

さほど私と年の変わらない

お二人は大幅な金額訂正をしてくる

その金額の書かれた見積書を持っていく私の身にもなってほしいよ、と思うけれど、お二人とも、もっと高額な金額でお客様と楽しく契約を結ばれる。そして、差し入れもたくさん受け取っておられる

取り上げられた私の見積書は

いつも80万円くらいに

修正されている

恐怖の見積書

それでも新しいコースをご紹介後に
お客様から契約していただくと
とても嬉しかった
自分を信頼してもらえた気がして
とても嬉しかった

お客様にご覧いただくお見積もり書の

金額への恐怖心は
スキルアップのための転職の日まで続きますが

契約していただけなかったらなかったで
私は好ましくない感情になった


好ましくない声が聴こえてくるから

その声が聴こえてこないように

行動する

お客様にご満足いただけるよう

技術を磨く


ダイエットや美肌作りに関する栄養学を

独学で学ぶ

綺麗なお肌をされたお客様へは質問攻めをして「本物だろう」と自分で信じられるデーターを集める

集めたデータは

他のお客様とシェアをする

そして、電車の中や湯船の中では色んな本読む
お客様と楽しい会話ができるように準備をする

その、お仕事は学びが多かった

お得だった

お客様から様々なお話を聞かせてもらい

自分の時間を使って経験をせずに

色んな世界を知ることができたお得感があった

30、40代の働く女性のお客様もおられたので

お仕事のお話や彼のお話や

独自の美容法など色々教えていただいた

会社から提供される研修とは別に
独学で勉強を重ねた
社訓は「技術に終わりはありません」だったので、勉強にも終わりはないし

世界中の全ての人が

毎日何かに触れて

昨日とは違う時間をすごしているんだから

そう考えると

自分以外の人も

毎日終わりの見えない未来へ続く道を

頑張って歩いている

その、頑張る時間が

少しでも楽な時間になるように

わたしが諸先輩方から体験談をシェアして頂いたように

わたしも、それが必要な読者の方と

体験談のシェアをしたいと

わたしは、想う

キャリア②の体験談シェアの

締めくくりは

独学以外の学びの時間のお話です

サロンでは
先輩方がお客様とお話しされている時が
最高で貴重な学びの時間でした

本からや学校からは学べない学びだから

貴重だった

サロンでカはーテンの後ろに隠れたりして
先輩がお客様と話されていることや
話されている順番

を書き取った

そのサロンはお客様を個室にいれず

痩身(ダイエット)コースの方は

接骨院のように一つの広い部屋に5台のベットが一列に並んでいる

その部屋にカーテンはないから備品の補充をするフリをして先輩のトークを聞く

カーテンだけで仕切られたベットが4台並んだ部屋もあった

カーテン越しに聞こえる

先輩の質問とお客様の返答

先輩の質問力=カウンセリング力は

その頃の私のものと比べて圧倒的だった

お客様の悩みを聴いた後の

先輩方の提案力もすごかった

ぬすみ聞きをしてメモっていると

先輩の一人一人に違うスタイルがあることに、気がついた

マニュアルという土台の上に築かれた

独自のスタイルとスキルが

かっこよかった

その提案を受けたお客様の

満足度が高いことは

お客様の声色などから

カーテン越しに伝わってくる

先輩がたは無理矢理とか
おしつけとか
そんなことはなさらない

お客様を想う気持ちで

真っ向からカウンセリングや施術や接客をしてゆく
それがまたまたカッコイイ

爽やかに感謝をされながら自分も綺麗になりながら楽しくお金を稼がれて

そのお金で後輩の私たちを色んな食事に連れて行って下さったかっこいいひと

その後、私はメモしたものは

新人の頃はそのまま完全コピーをしていました先輩の仕草なども真似ていたと思います

5名ほど先輩がおられたので

何通りもの仕草がありましたが

良いと思うものは全て真似ていました

もう今の自分は沢山の方が自分の中にコピーされていてどの自分が自分なのかわからないこともあります

だから自分の声を聴きます

キャリア②の過去時間は

先輩方のおかげさまで

お給料は同期の仲間より多かった

だから

貯金をし終えたら

余裕のある自由なお金で

美味しいものを食べにいった

大好きな綺麗なものを見に行った

好きな歌手のコンサートへ行った

綺麗な海を見に沖縄へ行った

自由が手に入った仕事だった

祖母と交わした約束を

祖母が、思わぬ形で旅立ったから

その約束の相手を祖父に置き換えて

祖父をパリに連れて行ってあげた

キャリア②

お得な就職だった

キャリア②のお仕事を通して
身についたように見える
独学スキルは

もっと前の過去時間からつながっていた

その、過去時間とは

中学生の頃の夜の時間に
通っていた
稲田塾の先生方や塾長が

身につけさせてくださった

独学スキル

その塾では節目節目に
クラス別に開催される

全体親子会議があり

塾のスローガンは
入塾説明会の日をはじまりに
何度も塾生たちとその親御さんたちに放たれていた

その塾のスローガンは↓↓
「私たちは勉強の仕方を教えます。一度身につけた勉強方法は生涯に渡って使えます。いつでもどこでも、自分一人で勉強ができるようになります。ノートの取り方やノートの作り方もきっちりと教えます」

私はそのスローガンの響きが

好きだった

先生方のあたたかい励ましの言葉

未来を描かせてくれる前向きな言葉たち

わかりやすい授業

その全てで構成される空間が好きだった

わたしが隣の女の子とおしゃべりしていたら

黒板の前からサッサと歩いてきて

教科書の角っこのとんがった箇所で

思いっきり私の頭をたたいてくるあの先生も好きだった

私の心の声:せめて平らな部分でたたいてよ!

まあ、お隣の女の子のお勉強を邪魔した私の罪と

先生の生徒の未来を想う心の声を、想像すればカドっこなんでしょう

私には問題ないかどっこ

18歳の時キャリア②の土台構築時期を

力強く支えてくれたのは

中学時代の塾の先生方からいただいた

言葉たちだった

その言葉たちにはいつも

先生方の情熱が

ものすごくたくさん詰まっていた

何がどう未来時間に影響してくるのかは

誰にも予想ができない

中学生のときに通っていた塾の

テストの点数には直接関わらない学びが

わたしの仕事をも支えてくれた

未来時間は予想ができないからこそ

不安でも勇気を持って

実際に体験をしてみることは

結末はどうであれ

どんな体験も

未来では私たちの宝物になる

ご縁のあった読者の方に

自分の心の声を聴いて

自分だけの未来時間を

豊かに描いて欲しい、と

私は想う

一歩進みたい状況のときに

未来時間を豊かに描こうと頑張る時に

心の声を聴いて前向きでいてほしい

私たちは心の声を聴くプロフェッショナル。私たちは、自分の心の声を聴いて、自分だけの未来時間を作るプロフェッショナルです。さあ、自分の心の声をもっと聴こう!心の声を聴くことに慣れていない方は、毎日、小さな心の声を聴くことから始めるといいかもしれません。Best Wishes,

読んでいただきありがとうございました。#7ではキャリア②退職後に通った服飾学校の話を飛ばして、キャリア③について書きます。キャリア③は資生堂美容部員時代のお話です。Love all!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

英語、営業、カウンセリングのスキルを使って、その時その時の色んな場所で、色んな方とお仕事をさせて頂いています。妹山 海鈴(Seyama Misuzu)ことマリンベルです。

今は人生第4幕が開けたところです。
去年2023年10月に神奈川から奈良に戻り
実家の近くで一人暮らしをしています。

書いておこうおと感じることを
全て書き終えたら
こちらのブログは終了する予定です。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
マリンベル

目次