「…ビビンちょ…」
と話し声が聞こえてきた
ビビンちょという言葉に脳が支配されてしまい
目の前のことに集中できなくなった
「ビビンちょしたら結局損する」
というフレーズだったの知らない言葉「ビビンちょ」を想像力で補いなんとなく理解はできた
英語での会話の時もそういった補う力を使って
会話をしていたことを思い出した
日本語でも英語でも、会話の中には伝わる言葉と伝わらない言葉がある
「相手に伝わる」とは会話の相手が「話を聴こうとしてくれている」という意味でもあるので
そういう意味でビビンちょは私には大いに伝わった
例え「ビビンちょ」の意味がわからなくても、その人の言葉と会話に意識を向けたのだから
その人の「その言葉を使って何かを伝えよう」という意思や愛が伝わったんだ
相手のことを想って伝えようとする言葉には「パワーがある」という
心の声が聴こえる